プレイ(PLAY)=遊びは、自分を表現したり、相手を受け入れたりしながら、様々なことを学ぶ機会を与えてくれます。プレイセラピーでは、セラピストがこの遊びの秘めた力、そして個人や集団の秘めた力を信じ引き出すことで、気づき、癒し、受容、決断などが行われる過程を、一緒に体験したり見守ったりしていきます。
米国プレイセラピー協会は、プレイセラピーを次のように説明しています、
『理論的なモデルを組織的に使うことで対人プロセスを構築し、そのプロセスの中で、トレーニングを受けたプレイセラピスト達が、遊びの中にある癒しの力を使い、クライエントが心理社会的困難に備えたり解決したり、最適な成長と発達に到達するように助けます。』
プレイセラピーを行うには広範で特別な教育とトレーニングそして経験が要求されます。プレイセラピスト達は少なくともメンタルヘルス関連の修士を取得している専門家です。認定のプレイセラピスト・スーパーバイザーになる為には、150時間のプレイセラピートレーニング、24時間のスーパーバイザートレーニング、修士取得後5年間に5000時間の臨床経験、スーパーバイズを受けるプレイセラピーのケースを500時間、それ以外にもう500時間以上のプレイセラピー経験、50時間のスーパービジョン、そしてその州や国のメンタルヘルスの資格保持が条件となります。